光触媒の入門書,専門書,参考書,教科書,テキスト,安売り価格

古典力学でここまでわかるのか　評価：

使ってる知識は学部の力学、熱力学、電磁気学、統計力学だけです。
量子力学が必要な箇所は直観的な議論で片付けています。
導出はどこも概ね丁寧です。
序盤のファンデルワールス力、水素結合などの説明から中盤の電気二重層斥力、濡れ、摩擦（個人的にはこの章が一番感動しました）、終盤の生体膜にかけて、一見なんでこんなこと書いてあるのかよくわからなかったものがあとの章で効いてきて読むのが楽しくなる本でした。
問題はこれから解こうと思ってます。
訳本のせいか問題設定がわかりにくい箇所が結構あります。
誤植は少ないほうかと。

内容紹介　

Intermolecular and Surface Forces, Third Edition の翻訳.原著第2版が発行されて以来20年ぶりの大改訂. 初版および第2版は,伝統的なコロイド界面科学の枠を超え物理化学の名著として誉れ高い.Google Scholarによれば,第2版の引用回数は1万1千回を超えている.このような高い引用回数をもつ科学書は他に類をみない.また第2版がA5判450 頁であったのに対して第3版はB5判の600頁に増加した. この20年間に伝統的な物理化学の一分野であるコロイド界面化学はナノサイエンス・ナノテクノロジーとして大きな変貌を遂げたが,この間の進歩を取り入れ,17.3節には表題にナノ粒子というキーワードが現れる.さらに,新分野として脚光を浴びているソフトマターに関しても,20章で柔らかい構造と生体構造として多くの頁が割かれている.第2版が全18章からなるのに対して,第3版は全22章からなり,第2版から4章が加わった. 新しく加えられた章は以下の通り: 第9章 非平衡相互作用と時間依存相互作用 第12章 力の測定技術 第18章 摩擦力と潤滑力 第22章 動的な生体相互作用 さらに既存の章についてもそれぞれ内容が一新され,新しく34節が加えられた.本文には脚注も多く加えられ,初学者にも理解しやすいようになった.

内容紹介　

化学系大学・高専の学部学生を対象とした「化学マスター講座」シリーズの一冊。
広範に利用されている触媒化学について、基礎的な理解ができ、 触媒とは何かということに関して、実質的な利用形態や反応を通して 理解できるように構成されている。
目次 I 序 1．触媒化学の基礎概念 2．触媒反応速度論 3．触媒材料と触媒調製の化学 4．触媒のキャラクタリゼーションと触媒作用 5．触媒反応プロセス工学 6．環境触媒 7．最新の触媒化学

内容（「BOOK」データベースより）　

化学工業の根幹をなす技術として不可欠な不均一系固体触媒を中心に解説。
触媒作用の基礎から触媒の応用分野、評価手法を、物性、反応の両面から学ぶことができ、広く触媒化学の基礎を身につけることができる。
さらに、将来の有望分野、利用分野まで解説。

やっと和書になった　評価：

The Art of Writing Reasonable Organic Reaction Mechanismsは、有機反応の電子の動きを理解する洋書の中で、トップクラスの書籍だ。
それがやっと、和書に翻訳された。
さらによいことに有機反応論に詳しい奥山さんによって。
今、有機反応の矢印を書く訓練をする書籍の中では、一番ではないだろうか。
この矢印最近は、以前よりはやらなくなった感じもあるが、有機化学の基本中の基本であり、必ずマスターすべきことがらだ。

有機反応が統一的に理解できました　評価：

この本は、単に反応機構の理解をするだけでなく、反応機構を理解することで、有機反応全体を整理して理解することができる手助けをしてくれると思います。
これまで、有機反応は官能基ごとに分類して数多ある反応をなかば暗記的に覚える必要がありました。
少なくとも、私は大学院入試の時ではそうでした。

パラジウム化学と言えば辻二郎先生。　評価：

錯体触媒使用の有機合成反応を わかりやす様に例を挙げ反応機構で解説。
反応形式別の分類なので 容易に理解できる。
有機合成専門者の実用書。

お勧め　評価：

これまでの辻先生の著書の最新版。
すでに和書、英語版も出ているが、今回の著書もその延長にあり、金属触媒を用いた有機合成を行う人には便利な一冊。
特に、最近の進歩が盛り込まれている。
この分野はどんどん進歩しているから、前出の書でカバーしきれない部分など本書の利点は大きい。
有機合成化学協会会員は割引があるようなので、協会のホームページを参考。
今回は、辻先生が、複数の有機金属の専門家に査読を頼まれているので、内容の客観性と正確性は高い。

手元においておけば、すぐに現場で使える触媒反応テキスト　評価：

広範で膨大な有機金属反応を、酸化、還元、カルボニル化と言った合成法で分類し、代表的なものを紹介してくれています。
本書は、反応スキームと使う触媒、反応の特徴と代表例を見やすく読みやすくまとめてくれています。
さらに、実験を行う研究者にとってありがたいのは、全ての反応に、合成例（レシピ）と文献が備わっている点で、すぐにでも実験に使えるように工夫されています。
また、試薬の毒性や実験を行う上での注意点の記載が随所にほどこされているのも、役立ちます。
各反応を全て見開き２ページにまとめているのも、見やすさ、使いやすさに配慮された編者の気配りと言えます。

事例が豊富で良いです　評価：

特許、文献を中心に実用化された触媒の事例が豊富に乗っています。
劣化対策も載せてあるのも良いです。
触媒に関わる仕事をしている方は必見の専門書だと思います。

いろんな分野の人におすすめ！　評価：

Oxford Chemistry Primersシリーズの中の1冊を翻訳したもの。
内容はタイトルの通り、有機金属化学に関するものであるが、工業プロセスに実用化された重要なものを集めており、現代の有機工業化学において、いかに触媒反応が多用されているか、よくわかる。
この分野を広く扱う本が他にあまりないため、非常に重宝する。
学部や大学院で有機化学を学ぶ人におすすめできます。