燃料電池、２次電池の本、入門書、技術書、専門書の紹介,評価,安売り価格

燃料電池開発情報センターの今までの功績を記念する時宜を得た出版物　評価：

燃料電池開発情報センターは燃料電池技術開発を目的として１９８６年に設立されてから約３０年近く燃料電池システム導入・普及促進に貢献して来た。
燃料電池政策研究者の一人として興味深く楽しく読ませていただいた。
燃料電池に関する出版物は数多くあるが、本書は 多くの読者を対象に書かれた希少な本で政府燃料電池政策関係者、燃料電池研究者、産業界の方々、一般読者、それぞれに対して異なった面白さと意義を分かちあえる。
本書は政府燃料電池政策関係者が過去にとった燃料電池政策が現在の技術進歩と将来の普及に直結していることを示す。
燃料電池研究者や産業関係者は長年の研究開発の努力と苦労が今有望な技術になろうとしていることを実感するであろう。

燃料電池技術に関係する複数の専門分野の紹介を一冊にまとめた本　評価：

原理自体は昔から知られていたが、数多くの壁があった燃料電池技術の利用がじわりじわりと始まっている。
2009年に始まった家庭用エネファームの累計販売台数は10万台を突破。
トヨタ自動車は先ごろ、水素燃料自動車「MIRAI」を発表した。
そんな燃料電池に関する現在の技術や動向ついてまとめた本。
第1章では、燃料電池の原理や歴史、燃料電池の種類、普及に向けての施策やプラン、基本用語の解説が掲載されている。
第2章では、燃料電池用のいろいろな部材についての解説が中心となっている。
より優れた材料・部品の開発は燃料電池実用化のためのもっとも重要なテーマであるといっていい。

電気技術者向けの燃料電池解説　評価：

燃料電池の解説書はたくさんあってこれまでも何冊かみてきたけれど、電気技術者にとっては一般論に過ぎたり、あるいは化学の知識がないとわかりにくかったりして、手元におきたいと思う本はなかった。
この本はわかりやすいマンガがたくさん入っていて電気屋にわかりやすく書いてあるので思わず買ってしまった。